父は背中で語る

寝かしつけ

第二夜

ありがちな話ではありますが、

子が生まれてからというもの、

あまりにも色々なことが押し寄せてきて全てが遠い過去になってしまい、

記憶が不確かになっています。

今日の昼ごはんも覚えていないくらい(それは関係ない)。

徐々に記憶をたぐり寄せながら綴っていきたいと思います。

 

ところで北国では早くも秋の気配ですが、

第一夜でうちの子もやっと抱っこ寝卒業。

…なんて言っておいて

今晩、生まれて初めて認識した

すずむしの鳴き声にびびって抱っこ寝を求めてきました。

抱っこ寝といえば、背中スイッチがセットですが、

みなさん、どう対応されていたのでしょうか。

抱っこでやっと落ち着いて、スヤスヤ寝息をたて始めたのはいいものの、

ベッドや布団に寝かそうとするとまた起きて泣き出す。

そして、また抱っこ寝かしつけスタート(終わらない夜の始まり)

誰が言ったか本当に背中にスイッチがあるかのよう。

うちの子の場合、遠隔お尻スイッチもあったらしく、

ダッカー(抱っこする者)が椅子に座ることも許されないこともしばしば。

 

背中スイッチの正体は諸説ありますが、

ゆらゆら抱っこで揺れてたのが止まったから、とか

密着していた親の体温が消えたから、とか

背中をトントンしていた手の感触なのか、

はたまた抱っこで丸くなっていた背中が伸びちゃったからなのか…

なんで抱っこを降ろされたことに気づくのかは、赤ちゃんに聞かなきゃ分かりません。

当然、赤ちゃんは話せませんから永遠の謎。

子どもそれぞれ理由が違う可能性すらあります。

 

対応

これに対応するには、おそらく色々な流派があるかと思いますが、

何十回何百回と失敗した上に行き着いた、私なりのスタイルは

もも受け。

健やかに眠りについたら、

気づかれないように、なんとかかんとか座る体勢まで持っていき、

あぐらの上に寝かせます。

※この時、子どものお尻は布団に設置。

手から足へ、

抱っこの雰囲気が続いているかのように錯覚させていきます。

こうして体温を感じさせながら、

トントンの手は休まず、

同時に布団の感触にも慣れさせていきます。

当然、完全に布団に馴染んだ後は

今度は気づかれないように足を抜かなきゃならないターンが待っていますが、

立ちっぱなしでいるより、少しでも座れるメリットを選びました。

なんなら、最悪このまま後ろに倒れて寝てしまってもいいし。

両手が使えるようになるので、

頭をキープしたまま、ゆっくりと足を1本づつ抜きます。

細心の注意を払って両足を抜き、自由の身になったら後は夜泣きに備えるだけ。

束の間の睡眠といきましょう。

ですが、親が慣れるように、子もまた慣れる。

この方法もいずれ使えなくなった気もしましたが、

結構な期間もった気もします。

ま、長々話しましたが、そんだけの話なんすけどね。

背中スイッチにはみなさん一家言あるのではないでしょうか。

また改めてお話ししたいと思います。

 

では、この辺で

今夜も早く眠れることを祈っています。

おやすみなさい。